ローレンス・マルソー オークランド大学文芸学部文化・語学・言語学学科准教授

オークランド大学文芸学部文化・語学・言語学学科准教授のローレンス・マルソーさんは、アメリカに生まれ、高校時代に交換留学生として初来日、コルゲート大学時代に日本に留学、大学卒業後ワシントンD.C.で1年間勤務した後、日本への想いが強くなりJETプログラムの前身に当たるMonbusho English Fellowプログラムの参加(福井県にて英語指導主事助手として勤務)を経て、京都大学大学院及びハーバード大学大学院にて日本文学を研究、博士号取得後、アメリカ国内の大学に勤務し、2005年よりオークランド大学で教鞭をとることになり、現在に至っています。
 
マルソーさんはオークランド大学において江戸・明治時代の日本文学の権威として、学部生の講義に加えて大学院生(博士・修士)の指導に携わってきました。「学生の意思を尊重し、学生がやりたいことを後押しする立場で指導に当たっているつもりです。自分は日本文学の専門家ですが、逆に学生から教わることも多く、オークランド大学は次世代を担う専門家を育てる環境が整っていることがとても魅力的です。また、自分の頭で考える力を養うためには、就職に有利とされる科目のみを短絡的に学ぶのではなく、昨今軽視されがちな文学、哲学、思想等の人文系科目を深く学ぶことが非常に大切だと感じています」と述べています。
 
自らは、専門である江戸時代中期から明治時代前期の日本文学に加えて、当時の出版事情を中心に作者と読者との関係についても興味を持ち、どのような形で話が伝播していったのかの研究を深め、日本、ニュージーランド及び米国の学会等で精力的に研究発表を行っています。現在はイソップ寓話集の翻訳版である『伊曽保物語』を研究しており、「日本人の間でもほとんど知られていない歴史的に貴重な資料として残されている『伊曽保物語絵巻』の考察を深め、これをより多くの方に知らしめることが目標であり、今後も日本文学に関する研究を続けたいです」と述べています。
 

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