笠原勝 ワイタケレ日本語補習教室校長

オークランドのワイタケレ地区には、「西オークランドに暮らす子どもたちに、日本語を学ぶ場を」という思いで2010年に設立されたワイタケレ日本語補習教室があります。

笠原勝さんは2017年4月から同校の校長職を務めながら、教壇に立っています。笠原校長は同校の概要、特徴などについて次のとおり語っています。
「当補習教室は月曜日、火曜日、水曜日、金曜日の夕方に開校し、幼稚園の年長組から中学3年生までの児童・生徒が、幼稚部、小学部、中学部に分かれて国語の科目を中心に学んでいます。また、当教室は日本語を第二言語とする児童・生徒向けに国際部として日本語教育コースを提供しています。
当教室に通う児童・生徒の特徴として、ワイタケレ地区に住む日本人家庭、日系NZ人家庭などのNZに永住している子どもたちが多いので、当教室が日本語教育を通して地域のコミュ二ティの一つになれるように、NZの地域に根差した教育を日々心掛けています。
最近の出来事として、7月に地元のTitirangi Potters Clubに協力し、障害者にアートセラピーをしている団体への募金活動を行いました。Titirangi Pottersが焼いたお椀に、当校の保護者が作ったお味噌汁を入れ、おにぎりを添えてTitirangi Marketにて販売するというものです。また、有志の児童生徒たちがマーケットの一角で合唱2曲を計3回披露し、販売のお手伝いをしました。Titirangi Pottersは昨年の熊本震災における募金活動で私たちがお世話になった団体で、今年はお礼をかねてお味噌汁やおにぎり作りと販売で協力させていただきました。地域の方々とふれあい、日本文化を分かち合うとっても良い機会になりました。」

また、校長としてのビジョンについて、
「日本語を学びたい人、もしくは日本語に少しでも興味がある人に対して、日本語を学ぶ機会をこれからも提供していきたい。さらに、日本語を学ぶだけでなく、当教室の行事などに参加してもらい日本の伝統文化について学べる機会や体験できる機会を提供していきたい。このような機会を通して、児童・生徒の日本語能力の向上につながるようなサポートをしたい。
今年の4月に校長に就任したばかりなので、まずはこれまでの校長が培われた当教室の伝統を守りつつも、児童・生徒、その保護者、教師の三者が一体となって児童・生徒の日本語能力の成長を促せるようこれからも教育活動に尽力したい。」
と述べております。
 

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