ロバート・ラングホルム 元オークランド盆栽協会会長

平成29年8月8日
ロバート・ラングホルムさんは1963年に盆栽を始め、オークランド盆栽協会を設立し、同協会の会長を20年間務めた後に退任しましたが、引き続き、同協会の名誉終身メンバーとして、盆栽作りの研修を企画しています。また、ラングホルムさんは盆栽のコンテストやNZ盆栽協会の研修に参加し、盆栽作りに励み、自宅の「Bonsaiville」で作品を展示し続けています。
 
ラングホルムさんは盆栽に興味を持ち始めたときはオークランド市役所において26年間の園芸経験がありました。その後、本格的に盆栽を勉強するために、1975年と1981年に6ヶ月間ロサンゼルスに行き、世界盆栽連盟の前会長の故・加藤三郎さんに指導を受けました。
 
ラングホルムさんは、「私は自然が好きです。そして、日本の気候と似ているNZの気候は盆栽を育てるにはとてもよい環境です。」と述べています。ラングホルムさんはNZでしか育てることのできない植物で盆栽を作ることや、枯れてしまった盆栽を復活させることもできます。また、盆栽の育て方のアドバイスを行うなどの研修を開催し、様々な場所で盆栽の展示会を企画しています。ラングホルムさんは盆栽を教えることが好きで、みんなに盆栽を見てもらうことに楽しみを感じています。その一環として17年間日本文化フェスティバルである「ジャパンデー」に毎年盆栽を展示し続けています。
 
ラングホルムさんは「一昔前、盆栽はお年寄りの趣味であったが、最近は世界中で注目を集めている。NZにおいては若い世代の人々が盆栽に興味を持ち始めており、直接私に連絡をくれる人もいる。しかし、残念ながら、インターネットに投稿されている盆栽の多くは、知識や技術が十分でない盆栽ばかりである。今後、そのような技術が十分でない方に直接指導し、盆栽の素晴らしさを広めていきたい。」と述べています