草月いけばな・日本茶ワークショップ(2025年11月28日)

令和7年12月3日
2025年11月28日、松居総領事夫妻は公邸にて、当地の領事団代表や地域のマオリ代表、ハミルトン前市長など日本文化や日本との草の根交流に高い関心を示されてきた関係者を主な対象に、草月いけばな、日本茶、そして茶懐石風の松花堂弁当を取り入れた日本文化ワークショップを開催しました。

生け花では、村上桂子先生(草月オークランド副支部長)による生け花の歴史や草月流の活ける心について紹介し、デモンストレーションで活ける基本と花枝の扱いを学んだ後、参加者が自ら作品をいけ、日本の伝統と創作の美を体験しました。

日本茶では、保科千和子先生(日本茶輸出促進協議会日本茶大使)が茶の哲学や文化的背景を紹介し、淹れ方の実演を行い、参加者には、玉露、ほうじ茶、前茶及び抹茶の違いと日本茶の多様な楽しみ方を学びつつ、Japanese High Teaの始めに、その繊細な味わいを、当館の北園公邸料理人による和菓子とともに堪能いただきました。

続いて北園公邸料理人により、参加者の出身国に寄せた創作も含む茶懐石風の松花堂弁当が紹介・提供され、食を通じておもてなしの心と、その根底にある互いの尊重、調和と実践を重んじる日本が大切にする価値観が伝えられました。

最後はマオリの歌で和やかに締めくくり、全ての参加者間で友好と文化の繋がりを深める機会となりました。