車の運転
令和4年3月9日
日本の自動車運転免許証を利用する方法
ニュージーランドの自動車運転免許証を取得する方法
- 日本の自動車運転免許証を取得後,2年以上経過している方がニュージーランドの免許証を取得する際,筆記及び実技試験は免除されます。
- ニュージーランドの免許証取得手続きは指定のAA(Automobile Association)にて行って頂きます。申請の際に必要な書類の一つである翻訳文(運転免許証抜粋証明)は当館にてご申請いただけます。その他ニュージーランド免許証申請に係る必要書類等詳細についてはAAウェブサイトをご参照ください。
国際運転免許証を利用する方法
- 有効期限内の国際運転免許証及び日本の自動車運転免許証を携帯すれば,ニュージーランドで運転が可能です。国際運転免許証の有効期限は発行から1年間です。
- 国際運転免許証を紛失・盗難・破損された場合,当館では再発行の手続きはできません。 日本国内での手続きとなります。
一般的な交通事情
- 歩行者用青信号の周期が非常に短いため,赤信号でも横断する人が多くいますので,十分注意してください。
- ラウンド・アバウト(円形交差点(ロータリー))では,常に右側から来る車が優先になりますので,注意してください。
- 横断歩道で歩行者がいる場合には,必ず歩行者に道を譲るようにしてください。
- 路上に「GIVE WAY(道を譲れ)」の標示(標識)がある道路では,徐行し,先に進入しつつある車に道を譲るようにしてください。
- 地方の農村地帯や山岳地帯では,国道1号~5号線の主要幹線道路でさえ道幅が狭く,整備がいき届いていない個所も多くあります。一般に地形に沿って作られた道路が多く,トンネルや切り通しはほとんどないため,郊外での運転は気をつける必要があります。
- 運転時,バスレーンやトランジット・レーンを走行すると交通違反の取り締まり対象となります。バスレーンはバス,サイクリスト,オートバイ運転手のみ,トランジット・レーンは,数字に記された人数(T2は2名以上,T3は3名以上)が乗車している車両のみ走行が許されます。
- 市街地や郊外ではスピード違反取締が頻繁に行われており,検挙されると罰金が科せられます。
- 当国の高速道路は,日本の高速道路と違い,生活道路の延長上にあるため,道路には小石や砂利があり,跳ね上げた小石が対向車のフロントガラス等に当たり,破損させる等,思わぬ事態を招くことがあるので,注意してください。
- 郊外では家畜,羊・牛等の横断が見られ,ハリネズミやポッサム等の小動物による飛び出しもあるので,注意してください。
- 郊外では長距離にわたり給油所がない道路もあるので,給油はこまめに行ってください。
- シートベルトは全座席で着用義務がありますので,後部座席でも着用してください。
- 地方では遮断機,警報機が設置されていない踏切がありますので,横断には十分注意してください。
チャイルドシート
7歳の誕生日を迎えるまでの全ての子供はカーシートを使用することが義務づけられており,7~8歳の子供であってもカーシートがある場合は使用しなければならないとされています。
年齢 | |
7歳未満 | 認可済チャイルドシートを使用すること。 |
7歳~8歳 | 認可済チャイルドシートがあれば使用すること。保有していない場合も,何らかのチャイルドシートを使用する必要があり。 |
8歳~14歳 | シートベルトを着用すること。シートベルトがなければ,後部座席に座ること。 |
14歳以上 | シートベルトを着用すること。 |
※参考HP ニュージーランド交通局
交通事故防止対策
(イ)冬期における運転上の心構え
(a)積雪による道路封鎖もあるので,テレビ等で最新の道路情報を入手してください。
(b)山間部,日陰,橋の上等では,路面凍結に注意して走行してください。
(ロ)その他
(a)交通事故の被害者に対しては「事故補償法」に基づき「事故補償等保険会社」(通称ACC)より,治療・入院費,死亡の場合は遺族への補償金が支払われます。しかし,ACCが補償する内容には限度等がありますので,事前に日本で海外傷害保険等に加入しておくことをお勧めします。
(b)NZの車検制度(Warrant of Fitness)は,1999年又はそれ以前に登録された車は半年ごと,2000年又はそれ以降に登録された車は毎年(3年以内の新車の場合除く),車検を受けなければなりません。 詳細はニュージーランド政府のウェブサイトよりご確認ください。車検切れのまま公道を走行すると,$200の罰金が科せられますのでご留意ください。
交通法規に関すること
ニュージーランドで車を運転される方は,The New Zealand Road Codeを読んでおくことをお勧めします。(www.nzta.govt.nz/resources/roadcode/index.html)